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春は、ダイエットに最適な季節~きれいな食事のススメ~

春は、ダイエットに最適な季節~きれいな食事のススメ~

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

長く寒い冬が明け、やっと春到来ですね。草木は新芽をたたえ、動物は冬眠から目を覚まします。 わたしたち人間も、防寒着のダウンから春物のコートにようやく衣替えできそうです。

さて、中国の有名な医学書『黄帝内径(こうていだいけい)』には、「春は発陳(はっちん)」と書かれています。

「陳」とは、中国で「古い」を意味し、古いものを発する(出す)のがこの季節です。

春は万物が動き出す時期なので、冬の間に溜め込みモードだったカラダから老廃物を外へ出し、スッキリ&シャッキリさせるのが正解なのです。

春は、排出の季節



日本には、昔から春に苦味のあるものを食べる習慣があります。

この時期、八百屋にはタケノコ、ワラビ、タラの芽、菜の花などの旬の野菜が並びますが、これらの野菜は、高い抗酸化作用を持っているため、生活習慣病の予防になります。

また、食物繊維が豊富なので有害物質を排出し、便秘解消にも役立ちます。

春の野菜の「ほろ苦さ」を味わうことでカラダがシャキッと目覚める感じがしませんか。

これも春の訪れを体感させようとした、先人の知恵なのかもしれません。



 なお、春になると肌荒れを起こしたり、吹き出物が出る人も少なくありません。これも一つのデトックス作用といえるでしょう。

秋冬の陰の季節は寒さから体を守り、体温を保持するために気血水のエネルギーは体内へ向きますが、 春夏の陽の時期は外気が温かく、カラダの機能も活発になるので、エネルギーのベクトルは外向きになります。

肌の変化にアタフタせず、ここはしっかりと体内に溜まっているものを排出させてください。

余計なものを外へ出すことで、フレッシュなエネルギーである「気」も取り込むことができます。

発散したり、通便する作用の食材を食べよう



もちろん、ダイエットに向くのも春です。 春は陽気の高まりとともに新陳代謝もアップします。

自然の摂理に従い、旬の野菜を食べて毒素や老廃物を出すのは、まさに現代社会にもマッチしている食養生なのです。

ちなみに『黄帝内径』には、春は朝早く起きて庭などを歩き、夜ふかしすることなく早く寝るとよいと記されています。

精神的には、冬の間閉じ込めていた感情を呼び覚まさせ、万事をのびのびとさせ、ゆったりとした気持ちにさせるとよいそうです。

屋外に出て、軽い運動やストレッチをし、自分のカラダを春の陽気に順応させることも大切だと覚えておきましょう。

春は適度なスポーツなどをして「発散」させることにより、五臓の働きもよくなり、心身も健やかでいられるのです。



余計なものを出さない限り、新しいものは入ってきません。

まずは要らないものを外へ出すことから始めましょう。

発散作用のある香菜、ネギ、ミント、菊花、生姜や、通便作用のあるゴボウ、小松菜、フキノトウ、アロエ、レタスなどを食べるのも効果的ですよ。

気分の発散も大事です。イライラしたりプンプンしないで、おおらかにのびのびと楽しく、開放的な気持ちで過ごしましょう。

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友
一般社団法人 薬膳コンシェルジュ協会 代表理事
杏仁美友

1972年東京生まれ。
漢方薬や薬膳で自身の体調不良を改善したことをきっかけに、漢方や薬膳の世界に興味を持ち始める。

2011年に薬膳コンシェルジュ協会を設立し、学んだ知識がすぐに役に立つ薬膳の資格講座の運営にも力を注いでいる。

テレビ・雑誌・ラジオなどの取材、大手外食レストランチェーンの薬膳メニューの監修、総合情報サイト「All About」公認漢方・薬膳料理ガイド、薬膳サプリの商品開発、食材性能PR、講演会なども精力的におこなう。

「こころに漢方を、くちびるに薬膳を」をモットーに、身近な食材を使ったカンタン薬膳やわかりやすい漢方の知恵を紹介している。

杏仁美友サイト http://kyonin-miyu.com/
薬膳コンシェルジュ協会サイト http://www.y-concierge.info/

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