
肩こり腰痛やダイエットに有効!筋膜はがしってどんなもの?
筋膜とは?

筋膜とは名前の通り、筋肉を覆っている膜を言います。
全身の筋肉にボディースーツのように張り巡らされており、筋肉だけではなく骨や臓器を正しい位置に固定する役割を持っています。
そんな筋膜が何らかの理由で癒着してしまったり絡まってしまうと、硬くなって収縮してしまう恐れがあるのです。
筋膜が収縮してしまうと筋肉そのものが圧迫されて変な癖のまま固定されてしまうので、結果的に肩こりや腰痛を引き起こしてしまいます。
また筋肉の動きも痛みやコリで阻害されてしまうので、ダイエットしようとしてもリンパの流れに悪影響を与えてしまうので痩せにくくなっていると考えられているのです。
筋膜はがしの効果

筋膜はがしは、硬くなって収縮してしまった筋膜をほぐして、肩こりや腰痛を解消するための方法です。
「はがし」と言っても実際に行っているものは「ほぐし」であり、癒着や絡まりを起こしてしまった筋膜をほぐすことを目的とするものとなっています。
効果としても痛みやコリを解消できるので、肩こりや腰痛を解消できるようになっているのはもちろん、ダイエット効果も期待できます。
ダイエット効果に関してはリンパの詰まりによる老廃物の代謝の遅滞を解消してくれるものになり、新陳代謝の活性化やエネルギー代謝の効率アップを目指せます。
それ以外にも顔の筋肉にも影響しているので顔の美容効果もありますし、怪我の予防としても重要視されています。
筋膜はがしの方法

筋膜はがしは整骨院やエステサロンなどで施術してもらえるほか、セルフマッサージの一環として自分たちでも実践できます。
やり方としては4種類あり、肩甲骨であれば後頭部と背中にそれぞれ両腕を回して肘を90度に曲げてキープしたり、平泳ぎをするような形で実践されるものもあります。
さらにバレリーナのような姿勢で行うものもあるほか、顔のたるみに効果的なものもあります。
いずれも1回につき1分程度のもので、1日に1回から3セット実践するだけなので空いた時間に行えるところがメリットとなっています。
筋膜はがしの注意点

筋膜はがしを自分たちで行う場合の注意点としてはいくつかのポイントがあり、まず筋膜が癒着している部分を探してその部分に合った筋膜はがしを実践するのが大切だとされています。
筋膜が癒着している部分は痛みを伴っているので、その部分を中心として症状が改善するポイントを見つけて実践する必要があります。
また一般的に痛みを伴うように実践すると効果的だといわれていますが、あまり圧迫をかけすぎても逆効果です。
ゆっくり痛みのない程度に行うことが大切で、骨や関節に筋膜はがしを実践するのは危険なので避けた方が良いでしょう。
まとめ
筋膜はがしには、肩こりや腰痛改善、さらにはダイエット効果などの美容面でも女性に嬉しい効果が数多く紹介されています。
しかも、内容としてもセルフで実践しやすくなっているので手軽に始めやすいのですが、知識なく実践してしまうと逆に痛みやコリを悪化させてしまう可能性もあります。
そのため初めて筋膜はがしを行う場合は、まず整骨院などの専門的なところで受けてからセルフケアを教えてもらうのがおすすめです。