
生理痛や不妊・便秘は身体の冷えが原因!?改善・予防法は?
昔から東洋医学では「冷えは万病のもと」と言われてきました。
冷えが原因で子宮や子宮の血流が悪くなれば生理痛がひどくなったり、不妊の原因になります。
お腹が冷えれば下痢や腹痛を引き起こします。
そもそも人間は恒温(外気温にかかわらず体温を一定に保つことができる)動物であり、自律神経の働きによって寒い時には身体をぎゅっと縮めたり身体を震わせることで体温を上げ、夏の暑い時には汗をかいて体温を下げるといった調節が可能な生き物なのです。
冷えが起こる原因とは?
1:自律神経
夏場でも冬場でもエアコン等を用いて快適な温度の室内で生活していると室内外の気温差が大きくなり自律神経を乱す原因となります。また、不規則な生活やストレスに自律神経は弱く、乱れることで正常な体温調節に関する情報を脳に伝達できなくなるのです。
2:貧血や低血圧といった疾患による血行不良
血行不良が全身に広がると全身の血液循環が悪くなります。 これでは全身に十分な酸素や熱を届けることができずうまく体温を上げることができません。3:皮膚感覚の乱れ
皮膚は外気温を感知するセンサーです。きつい下着や合わない靴で締め付けや加齢等により皮膚感覚が低下すると体温調節に対する指令を出すことができなくなってしまいます。
その他にも一般に女性は男性よりも筋肉量が少なく生産できる熱も少ないため冷えやすいと言われています。 また、更年期障害やストレスによる女性ホルモンの乱れも冷えにつながってきます。
まずは朝の習慣から

まず朝起き掛けにコップ一杯の水や白湯を摂ることです。
睡眠中は断食状態ですので朝一番に胃腸への負担のかからない水で胃腸も目覚めさせてあげます。
さらに、朝は身体の吸収力や代謝もアップしているため排便を促すことができます。
副交感神経から交感神経へのスイッチの切り替えにもなり頭の目覚めにも適切です。
水は冷えると心配な方は白湯を飲みましょう。
お風呂の習慣

お風呂は湯船に浸かっていますか?
時間がなくてシャワーだけで済ませていないでしょうか?
湯船にゆっくりと浸かることで身体が温まって血行が良くなります。
また疲れをとったりストレスを軽減する効果もあります。
シャワーだけで済ませるのではなく、出来る限り湯船に浸かるよう心がけましょう。
まとめ
その他にも食生活や適度な運動などにも気を付けてみてはいかがでしょうか?
・食生活では身体を温めるものを食べるようにする。
(鶏肉や大豆類など手軽に摂れるものも多いです)
・ウォーキング等の適度な運動を取り入れる。
適度な運動は代謝が上がり、血行もよくなります。
また、セロトニンが分泌され頭もすっきりしストレスを軽減する効果もあります。
まずは出来る限り体を冷やさないよう注意することから始めてみませんか?