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夏養生レシピ「薬膳ラタトゥイユ」~きれいな食事のススメ~

夏養生レシピ「薬膳ラタトゥイユ」~きれいな食事のススメ~

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

最近の夏は蒸し暑さだけでなく、冷たいものの食べ過ぎや冷房の影響で、夏冷えによる身体の不調が少なくありません。

そのうえ汗をかいてぐったりしたり、熱がこもって眠れなかったり、急な温度変化で自律神経のバランスが崩れたりと、さまざまな不調を抱えている人もいるはずです。

今回はフランス南部の煮込み料理「ラタトゥイユ」をベースに、それぞれの悩みに合わせたトッピングができる薬膳ラタトゥイユをご紹介しましょう。

タイプ別でラタトゥイユの具材選びましょう。



ラタトゥイユに欠かせないものといえば、野菜ですよね。とくにナスやトマトなどの夏野菜は体内の余分な熱を冷ますので、まさに夏の養生にぴったりな食材です。

カラダがほてる、暑くて眠れないなどの症状にも使えます。

なお中医学では、汗とともに全身を動かすエネルギーである「気」が消耗するとされるのですが、夏バテでやる気が起きない、疲れやすいなどのタイプは鶏肉、カボチャ、ジャガイモ、トウモロコシ、ナツメなどを加えるといいでしょう。



蒸し暑さでイライラしたり、ストレスを感じる場合には、滞った気の流れをスムーズにさせるピーマン、玉ネギ、バジルなどをトッピングしましょう。



また、冷房などで冷えきったカラダには、血行促進に役立つ玉ネギ、ニンニク、サンザシなどを加えてみてください。



今回ご紹介するレシピは、薬膳素材でもよく使用するナツメ、サンザシ、クコの実をプラスしてみました。

ナツメは気を補うだけでなく精神安定にもよいので、疲れているのに眠れないときに有効です。 また、クコの実は、眼精疲労にうってつけの生薬でもあります。

トマト煮込みだと味も色も違和感がないので、薬膳初心者やお子さん・男性にもオススメですよ。

色鮮やかな野菜たちは、見た目にも元気が出ますよね。是非今年の暑い夏を「薬膳ラタトゥイユ」で健康にお過ごしください。

「薬膳ラタトゥイユ」の作り方



<材料 2~3人分>
鶏モモ肉…200g
ナス…2本
トマトの水煮…1缶
ピーマン…2個
玉ネギ…1個
トウモロコシ…1/2本
ナツメ、干しサンザシ、クコの実…ひとつまみづつ
ニンニク…1かけ
バルサミコ酢…小さじ1
オリーブオイル…適宜
塩、黒粒コショウ…適宜
バジル…ひとつまみ(なくても可)



<作り方>
1、鶏モモ肉は一口大に切る。ナスは輪切り、玉ネギはくし切り、ピーマンは乱切りにする。トウモロコシは2~3センチ幅の輪切りにする。

2、フライパンにオリーブオイルとみじん切りのニンニクを入れて弱火にかける。両面に塩コショウをした鶏肉を入れ、皮目を焼く。



3、玉ネギ、トウモロコシ、ナス、ピーマンの順に入れて炒める。素材を入れるたびに塩をふりながら炒めるのがポイント。



4、トマトの水煮とナツメ、サンザシ、クコの実を加え、12~15分中火で煮込む。ときどきトマトを潰しながら混ぜ、最後にバルサミコ酢をいれる。酸味がとんだら火を止め、黒粒コショウやバジルを加えて出来上がり。



温かくても、冷たくして食べても美味しいのですが、体を冷やさないためには、温かいままに食べることをオススメします。

また、バゲットに乗せたり、パスタとあえてみたりと、沢山楽しみ方がありますよ。 ぜひ工夫してみてください。

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友
一般社団法人 薬膳コンシェルジュ協会 代表理事
杏仁美友

1972年東京生まれ。
漢方薬や薬膳で自身の体調不良を改善したことをきっかけに、漢方や薬膳の世界に興味を持ち始める。

2011年に薬膳コンシェルジュ協会を設立し、学んだ知識がすぐに役に立つ薬膳の資格講座の運営にも力を注いでいる。

テレビ・雑誌・ラジオなどの取材、大手外食レストランチェーンの薬膳メニューの監修、総合情報サイト「All About」公認漢方・薬膳料理ガイド、薬膳サプリの商品開発、食材性能PR、講演会なども精力的におこなう。

「こころに漢方を、くちびるに薬膳を」をモットーに、身近な食材を使ったカンタン薬膳やわかりやすい漢方の知恵を紹介している。

杏仁美友サイト http://kyonin-miyu.com/
薬膳コンシェルジュ協会サイト http://www.y-concierge.info/

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