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「寝苦しい夏の夜には、緑の食材!?」~きれいな食事のススメ~

「寝苦しい夏の夜には、緑の食材!?」~きれいな食事のススメ~

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

今年の夏は、各地で猛暑の記録が出ていますね。

日中は蒸し暑さで汗をかいて疲れ、夜も暑くて、寝苦しく、なかなか寝付けない……。

そんな毎日の繰り返しで、夏バテになっていませんか?

せめて夜だけでも快適に眠りたい、そんなアナタにおススメの中医学的夏の養生法をご紹介します。

夏は「心」の不調が出やすい



中医学では、季節に合わせて不調が出やすい臓器というのがあります。

夏とリンクする五臓は、心(しん)といい、心臓のように血液を全身に運ぶ働き以外にも、精神や意識活動などの大脳の働きに深く関わりがあるといわれています。

「心」の機能が低下すると、心臓がドキドキして 息切れや不整脈がでたり、不眠や物忘れ、ひどくなると意識錯乱などの症状がでます。

暑いこの時期になると体調が悪くなるという場合、「心」の機能が低下していることが原因かもしれません。

不眠の場合は、舌先が赤くなる!?



不眠にもいろいろなタイプがあるのですが、とくに夏は「心火(しんか)」といって、「心」の機能が亢進し、イライラして落ち着かなくなったり、夢を多く見るなどの症状が出やすくなります。

わかりやすいのが舌の色です。「心火」がある場合は、舌先が赤くなったり、びらん、口内炎ができることもあります。

これは「心」と舌が経絡でつながっているからで、「心」の熱が舌に移った状態を指します。

また、考え事が多くて なかなか眠れないときや、オーバーワークで睡眠不足になっても舌先は、赤くなります。

カラダは正直なもので、自分は元気!と思っていても舌先が赤くなっていたら「心」の働きがオーバーヒートしている証拠です。

ストレスのもとを解消したり、ゆっくり休息する時間をつくってください。

「心火」を冷ますには、緑の食材!



「心火」を冷ます食材を摂るのもひとつの手です。

「心」の熱を冷ましてくれるものといえば、緑茶、緑豆、蓮心(れんしん)、ニガウリ、スイカ、メロンなどが代表的で、夏の旬な食べ物としても有名ですね。

緑豆は中国や東南アジアなどで ぜんざいにして食べたり、甘みをつけたジュースやお粥があり、どれも夏バテによいものとして有名です。 

日本では緑豆春雨や、もやしの原料といえばわかりやすいでしょうか。

下茹でしなくていいのが利点で、乾燥した緑豆をお米と一緒に炊いてもよいです。

蓮心は、ハスの実の真ん中に入っている緑色の芯のことです。
ピリッとした苦みが特徴ですが、カップにお湯と蓮心2,3個をいれて飲むと、不思議にカラダとココロがスーッと落ち着き、眠りにつきやすくなります。

ノンカフェインなのも嬉しいところです。


ただ、これらの食材は「心」の熱を冷ますと同時に 胃腸も冷やすので、下痢をしやすい人や胃腸が弱い人は、分量に気をつけ自分なりの適量を見つけてください。

夏の旬な食材を取り入れ、寝苦しい夏の夜を快適に過ごしましょう。



薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友
一般社団法人 薬膳コンシェルジュ協会 代表理事
杏仁美友

1972年東京生まれ。
漢方薬や薬膳で自身の体調不良を改善したことをきっかけに、漢方や薬膳の世界に興味を持ち始める。

2011年に薬膳コンシェルジュ協会を設立し、学んだ知識がすぐに役に立つ薬膳の資格講座の運営にも力を注いでいる。

テレビ・雑誌・ラジオなどの取材、大手外食レストランチェーンの薬膳メニューの監修、総合情報サイト「All About」公認漢方・薬膳料理ガイド、薬膳サプリの商品開発、食材性能PR、講演会なども精力的におこなう。

「こころに漢方を、くちびるに薬膳を」をモットーに、身近な食材を使ったカンタン薬膳やわかりやすい漢方の知恵を紹介している。

杏仁美友サイト http://kyonin-miyu.com/
薬膳コンシェルジュ協会サイト http://www.y-concierge.info/

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