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梅雨レシピ「パクチー入りアクアパッツア」 ~きれいな食事のススメ〜

梅雨レシピ「パクチー入りアクアパッツア」 ~きれいな食事のススメ〜

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

薬膳の発祥は中国なので、薬膳料理は中華だと思っている方も少なくないようです。

しかし薬膳は、その人や季節などにあっていれば、中華に限らず和風やフレンチにも変化できるのが、食いしん坊の方にも嬉しいところです。

今回ご紹介するアクアパッツアも、もともとはイタリアの郷土料理です。

しかし、メインの白身魚や一緒に煮込む魚介、トマトなどはよく考えると日本の梅雨や夏にぴったりな食材ばかり。

まずはそれらの効能からご紹介しましょう。

むくみに抜群のアクアパッツア

日本と同様に海に囲まれているイタリアは魚介も美味しく、魚を使った料理も多いのですが、 そのなかでもアクアパッツアによく用いられるタイやスズキは、消化吸収機能を整える働きや、水分代謝を高める作用があります。

なお、アクアパッツアの出汁に欠かせないのが貝類ですが、アサリは体内のこもった熱を冷まし、余分な水分を排出したり、痰をとる働きがあります。

そしてコクを出し彩りにもよいトマトには、胃腸の機能を高めて消化促進してくれる効果があります。

発汗&利尿で梅雨の不快感をシャットアウト



薬膳では、梅雨の時期は消化機能の働きが弱まりやすいとされ、そのうえ冷たい物や生ものを食べることも多くなるので、余分な水分を体内にためがちです。

そのようなことから、利尿作用のあるものを摂ることが必要ですが、尿で出すだけでなく、発汗させたり汗ばませることにより、いらない水分を皮膚から発散させることができることも覚えておくとよいです。



発散できる食材としては、ショウガ、ネギ、シソ、香菜などが有名です。

これらの食材は「辛温解表薬(しんおんげひょうやく)」ともいわれ、ぞくぞくっと寒気のする風邪の邪気を体表から追い払う作用があります。

今回は香菜を仕上げにのせましたが、ショウガやシソの千切りを添えてもよいです。

発汗と利尿で、梅雨時のムシムシ&重だるさを解消させましょう。

「パクチー入りアクアパッツア」のレシピ



<材料 2人分>
タイの切り身…2切れ(スズキでもOK)
アサリ…200g
ミニトマト…6個
ニンニク…1かけ
白ワイン…1/4カップ
オリーブオイル…大さじ1
塩…小さじ1/2
香菜…1束
あらびき黒コショウ… 適宜

<作り方>
1、アサリは砂抜きし、水洗いする。タイは皮目の真ん中に浅く切れ目を入れる。ニンニクはまな板の上にのせて包丁の腹でつぶし、芯をとる。ミニトマトはヘタをとる。



2、フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかける。



3、ニンニクが色づきだしたら、タイ、アサリ、ミニトマト、白ワイン、水1/4カップ、塩を加え、フタをして中火で蒸し煮にする。



4、アサリの口が開いたらあらびき黒コショウをふり、刻んだ香菜をふりかける。写真のように、ときよりスープを魚にかけると味が入る。



いかがでしたか?
梅雨の時期はこの料理で乗り切りましょう。

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

一般社団法人 薬膳コンシェルジュ協会 代表理事
杏仁美友

1972年東京生まれ。
漢方薬や薬膳で自身の体調不良を改善したことをきっかけに、漢方や薬膳の世界に興味を持ち始める。

2011年に薬膳コンシェルジュ協会を設立し、学んだ知識がすぐに役に立つ薬膳の資格講座の運営にも力を注いでいる。

テレビ・雑誌・ラジオなどの取材、大手外食レストランチェーンの薬膳メニューの監修、総合情報サイト「All About」公認漢方・薬膳料理ガイド、薬膳サプリの商品開発、食材性能PR、講演会なども精力的におこなう。

「こころに漢方を、くちびるに薬膳を」をモットーに、身近な食材を使ったカンタン薬膳やわかりやすい漢方の知恵を紹介している。

杏仁美友サイト http://kyonin-miyu.com/
薬膳コンシェルジュ協会サイト http://www.y-concierge.info/

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