
整骨やら、接骨やら・・なんで巷に溢れてる?!
近頃よく整骨院・接骨院といったお店を見かけることが増えてきているように感じたことはありませんか?
整骨院と接骨院言葉は似ているけれど、何が違うのか疑問を抱いている人も少なくないはずです。
まずは、整骨院・接骨院のについて、この2つは何が違うのかについて説明していきます。
実はどちらも「同じ」。
整骨院はこの柔道整復師の「整」の字をとっているため、この2つは名前は違えどシステムは同じということになります。
デスクワーク等の座り仕事のための肩こりや腰痛が増え、それに伴い接骨・整骨の需要が年々増加しているとも考えられますが、では年間増加量どうなっているのでしょうか。
年間増加量
厚労省の「保健・衛生行政業務報告」によると、
平成14年までは毎年1000人強だった国家資格合格者は平成22年の統計では5万人を超えており、
これに伴い、当然施術所の数も増加しているのですから、あちらこちらに沢山の看板があるのも頷けます。
現在、3700人に対して1件の治療院が存在しているとされ、
ではここまで増えている理由とはなんでしょうか。
増えている理由
理由としては大きく分けて2つあります。
・理由その1
約3年で資格取得できることや、医師免許と違い、卒業後すぐに開業することもできます。
・理由その2
自宅やマンションなどで開業することも可能で、簡易な設備投資でも開業できるようになったことが増加に繋がっていると推察できます。
また、これらの理由により、脱サラした人や定年後に資格を取って開業する人も増えていますが、金融機関の支援も少なく、近年では技術があるだけでは集客が難しくなっているため、10店舗開業しても1年で7割から9割が廃業に追い込まれるという現状もあります。
要注意!
注意したいのは、接骨・整骨と整体は別物ということです。
治療院が増えてはいますが、整体を行う所も増加しているのです。
その気になれば、すぐに整体師になることができ、整体院の開業も特別難しいものではなく、諸葛の税務署に届け出るだけとういうこともあり、こちらも年々増加傾向にあります。
もちろん保健も使えませんし、治療内容に制限もないため専門知識を持っていない人が施術を行っている場合もあり、症状を悪化させてしまうなどの問題も起きています。
消費者が、接骨・整骨等「法的資格のある柔道整復、またはマッサージ指圧を行う施術所」と整体等「法的資格制度のない施術を行う施術所」を簡単に区別できるよう対策を講じるとともに、消費者に対する周知や啓発などを行うようにする取り組みなども進められています。