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 シミとストレスの深い関係~きれいな食事のススメ~

シミとストレスの深い関係~きれいな食事のススメ~

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

ストレスがたまるとシミが濃くなる気がするとか、仕事や子育てでイライラすることが多く、 ふと鏡を見たら、シミができていたなんてことはないでしょうか。

実際に中医学では、ストレスとシミはとても密接な関係があるといわれています。

ココロとカラダをつなぐ、五臓六腑と気血水



中医学では、カラダとココロは五臓六腑(*)でつながっていると考えています。

この五臓六腑が潤滑に働くためには、カラダを構成している3つの基本要素である「気」「血」「水」を十分に満たし、流れをスムーズにすることが重要です。

(*中医学において人間の内臓全体を言い表す時に用いる言葉。「五臓」とは、肝・心・脾・肺・腎を指す。「六腑」とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱。)

気・血・水(キケツスイ)をカンタンに説明すると、

「気」は生命を維持するために一番大事なパワーの源。
不足すると風邪をひきやすくなったり、肌のハリにも影響がでます。
「気の流れ」が滞ると、お腹が張ったり、イライラしたりします。

「血」はカラダの隅々に酸素や栄養を運ぶ血液です。
不足すると貧血やめまいなどを起こしやすくなり、滞ると目の下のクマやくすみ、血行不良による生理痛などの原因にもなります。

「水」は汗、涙、リンパ液などの血液以外の体液をあらわし、老廃物を浄化・排泄したり、内臓や関節、皮膚などをうるおします。
不足すれば肌や髪がパサついたり、滞るとむくみやおりものなどが出やすくなります。

肝は自律神経や生理と関連がある



私たちがストレスを感じたとき、それを真っ先にクッションとして受けとめるのが、五臓六腑のうちの「肝」です。

肝臓には栄養分の代謝や解毒、胆汁の生成や分泌など働きがありますが、 肝臓より広義な意味を持つ「肝」は、血をストックしたり、 気の流れをスムーズにするなどの情緒のコントロールをになったり、目や筋肉にも関連があります。

「肝」の働きが悪くなると自律神経やホルモンバランスが乱れ、結果的にシミやくすみとなって肌に現れたりします。

とくにホルモンの影響を受け、顔の左右対称に薄っすらとできる肝斑といわれるタイプのシミがそれにあたります。

シミを増やさないためのストレス解消法&食材



ストレスからくるシミを増やさないためにはどうすればよいでしょうか。

本来はストレスの原因と向き合い、取りのぞくのが一番ですが、現実はなかなか難しいもの。

それならば、多少のストレスは自分が成長するためのステップとし、よい刺激なのだと受け入れてみましょう。

また没頭できる趣味をもったり、適度な運動や大笑いするなどで停滞した気をめぐらせたり、ため息をきちんと吐き、深呼吸に変えるなど、自分なりのストレス解消法を探してみてください。



食生活では、「肝」の調子を整える香味野菜、柑橘類がオススメです。

お茶ならミントやジャスミン、ローズティーなどで気分転換するのも有効ですよ。

「肝」という機能は、すくすく伸びる木のように抑圧されるのを嫌う性質があるので、日頃から「肝」ケアするには いい意味で何事も「適当」がよいようです。

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

一般社団法人 薬膳コンシェルジュ協会 代表理事
杏仁美友

1972年東京生まれ。
漢方薬や薬膳で自身の体調不良を改善したことをきっかけに、漢方や薬膳の世界に興味を持ち始める。

2011年に薬膳コンシェルジュ協会を設立し、学んだ知識がすぐに役に立つ薬膳の資格講座の運営にも力を注いでいる。

テレビ・雑誌・ラジオなどの取材、大手外食レストランチェーンの薬膳メニューの監修、総合情報サイト「All About」公認漢方・薬膳料理ガイド、薬膳サプリの商品開発、食材性能PR、講演会なども精力的におこなう。

「こころに漢方を、くちびるに薬膳を」をモットーに、身近な食材を使ったカンタン薬膳やわかりやすい漢方の知恵を紹介している。

杏仁美友サイト http://kyonin-miyu.com/
薬膳コンシェルジュ協会サイト http://www.y-concierge.info/

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