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 「五月病女子を防ぐめぐり食材とは?」~きれいな食事のススメ〜

「五月病女子を防ぐめぐり食材とは?」~きれいな食事のススメ〜

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

草木が芽吹き、そよぐ風が心地よい季節ですね。しかし同時に「五月病」が増えてくる時期でもあります。

ゴールデンウイークが明け、そろそろ新しい環境になれ、本格的に始動しないといけないのに、 仕事や家事が手につかずやる気がでない、なかなか眠れない、食欲がないなどの症状が出てきたら要注意です。



中医学では、その人に合わせたケアができるのが魅力です。

ということで今回は、症状別のオススメ食材や漢方薬をご紹介しましょう。

真面目でカリカリタイプは、香りのよい食材



気がつくとため息が多くなっていたり、イライラしていませんか。

胸や脇が張って痛い、のぼせる、口が乾く、下痢や便秘をくりかえすなども。

通常の人でも、春は自律神経の働きをになう肝の機能が弱くなりやすいのですが、 このタイプはもともと肝の機能が亢進しやすいタイプなので、この時期になると余計にカッカしやすくなったり、 逆に落ち込みがひどくなったりするのです。



オススメなのはセロリ、ミント、グレープフルーツなどの香りのよいものです。

滞った気の流れをスムーズにし、肝の働きを正常にしてくれます。 好きな香りのアロマをかぐのもよいでしょう。

漢方薬なら柴胡疏肝散(さいこそかんさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)があげられます。

不眠がちで胃腸が弱いなら、蓮の実



もともと思い込みが激しい傾向にあり、いろいろ考えて眠れなくなったり、食欲がなくなります。

ちょっとしたことにびくびくしたり、めまいや頭痛を起こす場合もあります。

このタイプは体力がなく消化器系が弱い人に多いので、胃腸から元気をつけることが一番です。

とくにレンコンの種子である「蓮の実」は、胃腸の働きを整え、精神不安や不眠に効果的な食材です。

薬膳では水で戻したものを茹でてスープやお粥にいれたり、ぜんざいに入れたりします。

気になる方は中華街や健康ショップをのぞいてみてください。

和菓子屋さんでは甘納豆としても売られています。 そのほか、ゆり根やなつめもオススメです。

方剤では、消化吸収力を高め、気や血を補う帰脾湯(きひとう)が有名です。

精神を安定させ、不眠を改善する効果があるとされています。

痰がでて胸苦しいなら、シソやショウガ



代表的な症状としてあげられるのが、のどのつまりや違和感です。

病院で検査をしても異常が見られないのですが、中医学では「気の異常」とみて、 滞った気をめぐらせてのどの痰をとり、余分な水分を取り除くことで解消させます。

気の流れを整え、水分代謝をよくする食材といえばシソやショウガです。 みかんの皮である陳皮や春菊なども痰をとり、消化促進に役立ちます。

陳皮はノンワックスや無農薬のみかんを買ってきて、皮を1種間ほど陰干しするとカラカラに乾き、自家製陳皮が作れます。

七味唐辛子にもはいっていますね。 お味噌汁やスープにふりかけたり、お茶にして飲むとよいでしょう。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は効き目もシャープなので、思い当たる節があるなら病院や漢方薬局でアドバイスをいただきましょう。

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

一般社団法人 薬膳コンシェルジュ協会 代表理事
杏仁美友

1972年東京生まれ。
漢方薬や薬膳で自身の体調不良を改善したことをきっかけに、漢方や薬膳の世界に興味を持ち始める。

2011年に薬膳コンシェルジュ協会を設立し、学んだ知識がすぐに役に立つ薬膳の資格講座の運営にも力を注いでいる。

テレビ・雑誌・ラジオなどの取材、大手外食レストランチェーンの薬膳メニューの監修、総合情報サイト「All About」公認漢方・薬膳料理ガイド、薬膳サプリの商品開発、食材性能PR、講演会なども精力的におこなう。

「こころに漢方を、くちびるに薬膳を」をモットーに、身近な食材を使ったカンタン薬膳やわかりやすい漢方の知恵を紹介している。

杏仁美友サイト http://kyonin-miyu.com/
薬膳コンシェルジュ協会サイト http://www.y-concierge.info/

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