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「春は爪をいたわり、ドライアイに注意しよう」~きれいな食事のススメ 〜

「春は爪をいたわり、ドライアイに注意しよう」~きれいな食事のススメ 〜

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

冬から春は人間もパワーが必要!



わたしたちのカラダは通常、自然な気候の変化に応じて、日常活動を保持する能力が備わっています。しかし、異常気象や飲食の不摂生、過労などで病気にかかりやすくなります。

とくに春は一年の中でも大きな変化があり、自然界では陰から陽の季節にシフトします。陰と陽とは相対的なもので、陰が日陰、月、寒涼、夜なら、向、太陽、温熱、昼というように、互いにかかわりあい、常に一定ではなく環境や時によって変化します。

そして温かくなる春は寒く下降的な陰の季節から、温かく上昇的な陽の季節にシフトする時期なので、わたしたち人間も必要以上に気力や体力を消耗します。しかも急に汗ばむような気温になったり、かと思えば桜の花も縮みこむような花冷えの日が続いたりするので、気温の変化に心身が対応できず、体調をくずす人も少なくありません。

春は肝の機能を整える

中医学では、五季と五臓はリンクして考えることができます。五季は日本では春、夏、梅雨、秋、冬で、五臓は肝、心、脾、肺、腎を指しますが、五臓はそれぞれ解剖学的な臓器の働きだけでなく、その機能は広義にわたっています。

たとえば春は肝の働きが活発になるので、肝の機能をサポートするとよいといわれています。肝は肝臓の働きだけでなく、血液をストックして、気の流れをスムーズにするので、自律神経の働きを担っているともいえます。生理トラブルにも深い関係があります。

春になるとイライラしたり、ゆううつになったり、精神不安になるなどの症状があれば、肝の機能が弱まっているのかもしれません。

目や爪に栄養を与えるクコやレバー



また「肝は目に開竅(かいきょう)する」という言葉があります。肝と目は経絡でつながっているので、目に十分な血液をあたえ滋養するためには、肝に蓄える血が必要となります。肝が弱まると眼精疲労や目のかすみ、ドライアイ、視力の低下などが起こりやすいので、肝血を補う食材を摂ったり、睡眠を十分にとるのもオススメです。

なお、肝血不足は爪にも表れます。爪は皮膚の仲間で、毛髪と同様にケラチンというたんぱく質でできていますが、「肝の華は爪にある」といわれ、爪の健康は肝や血液の状態に左右されるのです。

二枚爪になりやすかったり、ネイルをつけても早く剝がれてしまうなどの症状があれば、肝血不足かもしれません。目や爪に栄養を与え、肝に血を補うものには

クコの実



レバー



黒ゴマ



などがあります。日ごろから意識して摂取してみましょう。

薬膳コンシェルジュ協会 代表理事 杏仁美友

一般社団法人 薬膳コンシェルジュ協会 代表理事
杏仁美友

1972年東京生まれ。
漢方薬や薬膳で自身の体調不良を改善したことをきっかけに、漢方や薬膳の世界に興味を持ち始める。

2011年に薬膳コンシェルジュ協会を設立し、学んだ知識がすぐに役に立つ薬膳の資格講座の運営にも力を注いでいる。

テレビ・雑誌・ラジオなどの取材、大手外食レストランチェーンの薬膳メニューの監修、総合情報サイト「All About」公認漢方・薬膳料理ガイド、薬膳サプリの商品開発、食材性能PR、講演会なども精力的におこなう。

「こころに漢方を、くちびるに薬膳を」をモットーに、身近な食材を使ったカンタン薬膳やわかりやすい漢方の知恵を紹介している。

杏仁美友サイト http://kyonin-miyu.com/
薬膳コンシェルジュ協会サイト http://www.y-concierge.info/

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