
整骨院では、どんな施術で 「骨盤矯正」をしてくれる?
全身の骨格の、ほぼ中心あたりにある「骨盤」。
身体を起こしている時には常に上半身を支え、歩いたり走ったりする時には下からの衝撃を受ける骨ですから、常に荷重がかかり続けています。
そのため、椅子に座る時はいつも同じ側の足を組む、通勤バッグをいつも同じ側の肩にかける…など、日常動作のクセが原因で、知らず知らずのうちに歪みやすい骨でもあります。
骨盤の歪みによる症状

あなたは、腰痛や肩こり、背筋のつっぱり感、偏頭痛など、慢性的な痛みに悩まされていませんか?
痛みばかりでなく、ダイエットしてもなかなか痩せない、以前より冷え性になった、
便秘薬を飲んでもお通じが良くならないなどの症状があれば、一度、骨盤の歪みを疑ってみましょう。
さらに、体幹部や大腿部(ふともも)の筋肉などが効果的に使われないことで、代謝が低下し、冷え性やダイエット効果の低下にも。
骨盤は、小腸や大腸などの臓器を包み込む形状になっているため、歪みが大きくなると内臓が下がり、あまり太ってないのに下腹部だけポッコリ出る、
おなか周りがたるんでくるなどの症状を引き起こすこともあります。
場合によっては、不妊症の原因になることだってあるんです。
困った時は接骨院へ

上記のような症状に思いあたりがある方はもちろん、友人から猫背やO脚を指摘されたことがある方も、最寄りの整骨院・接骨院を受診してみましょう。
最近は薬局や通販などで、様々な「骨盤矯正グッズ」が販売されていて、ネットをググれば、「骨盤エクササイズ」など、自宅でやれる骨盤矯正法も紹介されています。
風邪で鼻水やくしゃみが出ているのに、花粉症の薬を飲んでも効果が無いのと同じで、症状に応じた矯正を行わないと、効果は期待できません。
骨盤の歪みの種類

骨盤を構成しているのは、左右それぞれの「寛骨」と、背骨につながる「仙骨」。3ブロックの骨が組み合わさっているので、ひとことに「歪み」と言っても、
(2)寛骨が、左右別々の方向にねじれている
(3)寛骨の上部が開き(または閉じ)ぎみになっている
(4)寛骨の下部が開き(または閉じ)ぎみになっている
(5)左右どちらかの寛骨が上がって(または下がって)いる
…という、5種類の歪み方があり、歪みの大きさも人それぞれ。
だから、骨格を整えるプロである整骨院・接骨院で、歪みの状態と大きさに応じた施術を受けるべきなのです。
まとめ
整骨・接骨院では、まず骨盤がどのように、どれくらい歪んでいるかを問診と触診で確認し、通常は上半身と下半身を逆方向にねじる手技で歪みを矯正します。
症状によって、軽い電流で筋肉のこわばりを緩める低周波治療や、温熱療法を併用する場合もあります。
あくまで、来院者の全身状態に合わせた施術を行うのが整骨・接骨院のモットーですから、自宅で継続的に体操等を行った方が良い来院者には、自宅でできる簡単なストレッチ法も教えてくれるはずですよ。